TOEICはリーディングを優先的に勉強しろ!リスニングを先に勉強してはいけない理由

私は初めて受けたTOEICで920点を取得しました。

そのときの経験では、リスニングよりもリーディングを先に勉強することで、リスニング能力を効率的に上げられると感じました。

この記事では、なぜリスニングを先に勉強してはいけないのか、その理由を紹介します。

1. リスニングとリーディングはどちらが点をとりやすいか

TOEICで900点を目指すためには、リスニングとリーディングのスコアの取りやすさを知り、それに応じて自分なりの目標スコアを設定する必要があります。

1.1. TOEICの平均点の偏り

知らない人がいるかもしれませんが、リスニングとリーディングはスコアの取りやすさに偏りがあります。

TOEICの平均スコア

上記はTOEICの公式サイトで発表されているスコア結果です。

平均スコアを見ると、リスニングパートは320点、リーディングパートは260点となっており、50点以上の差があります。

つまり、基本的にリスニングパートはリーディングパートよりもスコアが高くなる可能性があります。

TOEICのスコア860点

実際に、私がTOEICで860点を取ったときには、リスニングが445点、リーディングが415点だったので、やはりリスニングの方がスコアは高かったです。

1週間の英語学習でTOEICのスコア860点を取った勉強法

1.2. TOEICの目標スコアの設定

リスニングパートがリーディングパートよりスコアを取ることが簡単である以上、TOEICで900点を目指す場合の目標スコアも変わってきます。

TOEICで900点を目指す場合の目標スコア!
  • リーディング 425点
  • リスニング  475点

あくまで目安なので、個人ごとに多少の調整をしてください。

例えば、私の場合はリスニングが苦手だったので、リーディングは440点、リスニングは460点くらいを目標スコアにしていました。

やってはいけない目標設定は、リーディングとリスニングのスコアを同じにしてしまうことです。

そうすると、スコアを上げにくいリーディングで余計に頑張る必要があり、全体的に勉強量が増えてしまいます。

2. リスニングとリーディングはどちらを先に勉強すべきか

目標スコアを設定したら、それに向けて勉強を開始します。

そこで、リスニングとリーディングのどちらを優先して勉強すべきか説明します。

2.1. リスニングができない理由

まず最初に、私が考えるリスニングができない理由について説明します。

  1. 英単語を聞き取れない
    単純に音を聞きもらしたり、英単語の発音がつながって意味が分からないケース
  2. 英単語を知らない
    英単語は聞き取れるけれど、聞き取った英単語の和訳を知らないケース
  3. スピードについていけない
    ゆっくりなら英語の意味が分かるけれど、スピードが速くて聞き取れないケース
  4. 聞き取った内容を忘れてしまう
    英語は聞き取れて意味が分かるけれど、問題を解く頃には忘れてしまうケース

その他にもいくつかあると思いますが、代表的な理由を4つ紹介しました。

2.2. リーディングが出来ないとリスニングは出来ない

リスニングができない理由で挙げた「①英単語を聞き取れない」と「④聞き取った内容を忘れてしまう」に関しては、リスニング能力に該当します。

「①英単語を聞き取れない」については、「リエゾン」と呼ばれる英単語間の音のつながりや変化を聞き取る能力であり、「④聞き取った内容を忘れてしまう」については、「リテンション能力」と呼ばれる英語を記憶する能力にあたります。

しかし、「②英単語が分からない」と「③スピードについていけない」はリーディング能力に該当します。リーディングでは文中に登場する英単語の意味が分かり、その英文を速く訳す必要があります。

つまり、リスニングが出来るようになるためには、語彙力や英文を速く訳す能力など、リーディング能力も必要になるのです。

2.3. リーディングを優先して勉強する

リスニングの勉強を始める前に、「②英単語が分からない」と「③スピードについていけない」に関しては先に対策しておく必要があります。

「②英単語が分からない」に関しては、単純に英単語を覚えていくだけです。詳細は下記の記事をお読みください。

最短で6000単語を暗記したTOEICで900点を取るための英単語暗記法

「③スピードについていけない」に関しては、「スラッシュリーディング」と呼ばれる英文を先頭から順々に訳していく勉強が効果的です。詳細は下記の記事をお読みください。

絶対に最後まで解き終えるためのリーディングパート攻略法

そして、このようなリーディングの勉強がある程度完了したら、「①英単語を聞き取れない」と「④聞き取った内容を忘れてしまう」に対するリスニングの勉強をするのです。

先にリスニングの勉強をすると、「②英単語が分からない」と「③スピードについていけない」に関しては出来るようにならず、「こんなに時間をかけてリスニングの勉強をしているのに、なかなかスコアが上がらない」といったことになりかねません。

ただし、リスニングの勉強を全くしないというのはおすすめしません。

リスニング能力は長い時間をかけて少しずつ向上していくものです。そのため、最初の内は短い時間で良いので、リスニングの勉強を毎日続けた方が良いです。

勉強時間の割合の目安としては、最初のうちはリーディング8割、リスニング2割くらいで良いと思います。

そして、リーディングである程度スラスラ読めるレベルまで到達したら、リーディング5割、リスニング5割というように比重を変えていけば良いです。

英語初心者が最初からリーディング5割、リスニング5割という勉強をしても、ほとんど英会話の意味を理解できません。それでは、ただ単に英語を耳から聞き流すだけになり、勉強の効果を期待できません。

3. まとめ

TOEICでは、リーディングパートよりリスニングパートの方が高いスコアを取りやすいです。しかし、だからと言って安易にリスニングパートの勉強を先に始めてしまうと、なかなか聞き取れるようになりません。

まずは、リーディングの勉強として英単語を覚え、英文を速く訳す能力を磨いたら、リスニングの勉強量を少しずつ増やしていけば良いです。