TOEICのおすすめ教材

TOEICや英検などの資格試験では教材選びが非常に重要です。なぜなら、効果の低い教材を使っていくら勉強しても成長できる能力は限定的だからです。しかし、効果の高い教材を選ぶことができれば、短い時間でも大幅なスコアをアップさせることが可能になるかもしれません。

私の持論としては、TOEICのスコアに伸び悩んでいる人はもっと教材選びに時間をかけた方が良いと思います。そのような人は、教材を選ぶときはあまり考えずに即決するのに、それを使って必死に勉強している傾向があります。例えば、教材選びにかける時間が1に対して、それを使って勉強をする時間が9という感じです。これを2対8や3対7といった割合に変えることで、同じ総時間でも得られる効果は格段に高くなると思います。

ここではそんな教材選びの時間を短縮するために、私が一発でTOEICの920点を取得する際に役立ったオススメの教材などをご紹介しています。教材ごとに私が使用した感想をレビューしていますので、是非参考にしてみてください。

目次

TOEIC公式問題集

教材の対象者

・TOEICでハイスコアを目指して勉強している全ての人

教材のレビュー

TOEICでハイスコアを狙うのであれば、絶対に欠かすことのできない教材です。TOEICの問題を制作しているETSが実際のTOEICテストと同じプロセスで問題を作っているため、この教材の問題を繰り返し解くことで本番の試験に慣れることができます。

帰国子女や留学経験のある人と違って絶対的に英語力が劣っている我々がTOEICで勝つためには、最高の教材を使ってきちんと対策をすることが大切です。逆を言えば、この教材を上手く使いこなせなければTOEICで900点を取ることは難しいでしょう。

また、公式問題集は過去複数のバージョンが販売されていますが、勉強時間に余裕があれば迷わずに全て購入することをおすすめします。多少お金はかかりますが、その分の価値はある教材だと思います。

もし全て購入できないのであれば、最新のバージョンから順に購入していきましょう。基本的にどこの書店でも販売されていますから、持っていない人は早めに用意してください。

スタディサプリ

スタディサプリTOEICコース

教材の対象者

・TOEICでハイスコアを目指して勉強している全ての人
・外出先などのすき間時間に勉強したい人

教材のレビュー

TOEICの公式問題集とあわせて使いたいのが「スタディサプリ」というスマホアプリです。とても有名なTOEIC教材なので、すでにご存じの方もいるかもしれません。

スマホアプリにしては珍しく、TOEICに特化した専門的なアプリです。数多くの実践問題が収録されていますが、本と違って持ち運びは簡単です。通学や通勤時間など、ちょっとしたすき間時間にアプリを開いて勉強ができます。

TOEICで900点を目指すなら、自宅にいるときだけ勉強しても足りません。すき間時間を上手く活用しながら、勉強を積み重ねることが大切です。その意味で、スタディサプリはとてもおすすめです。

教材の内容は基礎的なものから実践的なものまで幅広く、解説も詳しいので知識を十分に吸収できます。このアプリ一つで、語彙力アップ、文法対策、シャドーイング教材など、様々な使い方ができるでしょう。

リスニングパワー

教材の対象者

・リスニングパートの問題が苦手な人
・TOEICで500点から900点以上のハイスコアを目標としている人

教材のレビュー

言わずと知れたリスニング力を高めるために欠かすことのできない人気教材です。有名な芸能人が多数使用していたり、テレビや雑誌でも取り上げられていたりと、知名度に関しては圧倒的に高いです。

簡単に説明すれば、まず最初にネイティブ英語の発音の特徴をしっかりと学び、その知識をベースに英語を聞く練習を続けることで英語耳を身につけ、最終的にリスニング力をアップさせるという感じです。有名なだけあって教材がしっかり作りこまれており、特にネイティブ英語の発音をここまで丁寧に学べる教材は他に見当たらないという点では、リスニング教材の中でも大変オススメです。

海外経験がない日本人がリスニングに苦手意識を持っている理由の一つは、ネイティブ英語が日本語とどのように異なるのか学習しておらず、さらにネイティブ英語の発音に聞き慣れていないからです。私が学校の授業で経験したリスニング教育と言えば、外人の先生と簡単な会話をしたり、授業全体のほんのわずかな時間だけ英語を聞くという程度でした。

だからこそ、TOEICのリスニングパートを攻略するためには、一度ネイティブ英語の仕組みについて基礎から学習し、その後にシャドーイングなどを繰り返して英語を聞き取る練習をする、という二段階構成で勉強する必要があるのです。

この教材は、特にその一つ目の段階であるネイティブ英語の発音や仕組みを学ぶ点で役に立つのです。この前段階を飛ばしてやみくもにシャドーイングだけ繰り返しても、中々リスニング力が上達しない可能性があります。

私が使用した感想としては、難易度的にはリスニングの苦手な初心者でも問題なく使えるレベルだと思います。

1日1分千本ノック

教材の対象者

・TOEICの文法問題が苦手な人
・短期間で手軽にTOEICの文法問題を勉強したい人

教材のレビュー

「すみれ塾」と呼ばれるTOEIC講座を開講しており、TOEIC業界では有名な中村澄子さんが作った教材です。重要なポイントをピンポイントで押さえていることが特徴で、全て解き終わった頃にはTOEICの文法問題がすらすら解けるようになっています。

TOEICの文法問題を攻略するためには、本格的で分厚い英文法書を使うよりは、このような教材を使って数多くの良問を解き、知らなかった内容を暗記した方が効率的です。しかも、文庫本サイズで持ち運びも便利になっており、電車やバスの中などすき間時間に使えることもオススメポイントの一つです。

集中して取り組めば1冊当たり2時間から3時間位で最後まで解き終わりますが、最後まで進んだからといって満足せず、その後に覚えていない文法についてはきちんと暗記&復習を行いましょう。また、人気教材ということで何冊も販売されていますから、その中から2冊か3冊は解いてみてください。

※教材として少し古い可能性があります。もしも最新版があれば、そちらをチェックしてみてください。

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