最短でTOEICの文法問題を攻略するために必要な勉強法

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TOEIC文法問題の誤解

一般的に、TOEICのリーディングパートの中でPart5とPart6は文法問題と呼ばれています。全体に占める割合は少なくありませんので、正しい勉強法でしっかり勉強することが大切です。

文法問題は少ない

たまに誤解している人がいますが、Part5とPart6の中で純粋な英文法の知識を問われている問題はあまり多くなく、その大部分は語彙問題に過ぎません。例えば、TOEIC公式サイトに掲載されている下記のサンプル問題を見て下さい。

_____ is no better season than winter to begin training at Silver's Fitness Center.

(A)When
(B)It
(C)There
(D)As it

答えは「(C)There」になるのですが、この問題が解けるか否かは、「There is no better ~」という表現を知っているか否かに影響してきます。いちいち動詞がどうとか、比較級がどうとか考える必要はありません。ただ表現を知っていれば解くことができます。

文法問題は中学レベル

もちろん、純粋な文法問題も中にはあります。しかし、それらは中学レベルの知識で解けるものがほとんどです。

例えば、高校生になると関係代名詞や仮定法など難解な文法を習いますが、TOEICでそのような問題はあまり見かけません。実際、私は高校の英語の授業に全くついていけず、テストの点数も50点前後の劣等生でしたが、それでもTOEICでは920点を取れています。

つまり、TOEICのPart5とPart6を攻略するために、高校や大学で習うような専門的な文法の知識は不要なのです。

TOEIC文法問題の勉強方法

それでは、どのように勉強を進めていったらよいか勉強方法を説明していきます。

文法問題の勉強を始めるタイミング

まず、どのタイミングでPart5とPart6の勉強を開始すれば良いか。それは、英単語の勉強が完了した後、Part7の勉強を開始する前です。上述した通り、Part5とPart6の大部分は語彙問題ですから、英単語を覚えていないと大部分の問題を解けないことになってしまいます。

そのため、最初に文法問題の勉強を始めてしまうと全く正答することができず、そのことに焦って「英文法の勉強を一からやらなくては!」と間違った勉強に進んでいってしまう危険性があります。だからこそ、英単語を一通り覚え終わったタイミングでPart5とPart6の勉強を始めていくのです。

文法問題の勉強方法

次に、私がTOEICで900点を取るために実践した文法問題の勉強方法を説明します。

まず、やっていはいけない勉強法が分厚い文法書で勉強をしてしまうことです。例えば、英文法の知識について網羅的に書かれており、全部で何百ページもあるような教材です。

英語の授業や大学受験で合格するためには、こういった教材で勉強することは一定の効果があります。しかし、TOEICで高得点を取るために、このような文法書で勉強していたら、非常に膨大な勉強時間がかかります。

単純に英語学習が目的の人や、勉強時間に余裕があり、それを続ける忍耐力がある人は別ですが、最短でTOEIC900点を取ることが目的であるならもっと効率の良い勉強法があります。

おすすめは、「スタディサプリ」というTOEICに特化したスマホアプリを利用することです。アプリなのですき間時間に文法や英単語の知識をつけられますし、復習も簡単です。

模擬試験を解いて足りない知識を補完

スタディサプリの勉強が終わったら、文法問題の勉強は完了ではありません。後は、TOEICの公式問題集や模擬試験教材を解いている中で分からない問題があったら、その都度覚えていきます。そうすることで、自分の苦手な分野の文法問題だけを効率よく覚えていくことができます。

TOEIC文法問題の解き方

TOEICのPart5とPart6は全部で46問あります。そのため、一つの問題につき1分で解いたとしても合計46分もかかってしまうのです。リーディングパートは75分間の解答時間しかありませんから、文法問題だけで46分も使ってしまっていては最後まで解くことは出来ません。

そのため、普段の勉強からは瞬時に解答が導き出せるくらいまで単語や文法の知識をみにつけておく必要があります。長い時間かけてやっと意味を思い出せるようでは意味がありません。

それでも本番ではどうしても分からない問題が出題されてしまうものです。私が920点を取ったときも分からない問題はいくつかありました。

そのような問題に出会ったときは、とりあえずこれかなと思うものを勘で薄くマークしておくと良いでしょう。何もマークせず、最後に時間があったら解こうと思っていると、マークする時間さえ足りないことがありえます。

そこで、薄くマークしておき、最後まで解き終わってもまだ時間が余っているようであれば、再度深く考えて、解答が間違っていると思えば薄くマークしたものを消して解答すれば良いのです。

まとめ

TOEICは学校の授業や大学受験と異なり、英文法の知識を問う試験ではありません。そのため、TOEICの文法問題を攻略するためにやらなければならない勉強はそれほど多くありません。それを誤解してしまうと間違った勉強方法に進んでしまい、最短で900点を取ることが難しくなります。

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