最短で6000単語を暗記したTOEICで900点を取るための英単語暗記法

私は初めて受けたTOEICで920点を取得しました。

TOEICで900点以上を取るには、出題される英文や英会話の中に出てくる英単語のほとんど全てを知っている必要があります。

英語が苦手な状態からこのレベルを目指すには、膨大な量の英単語を覚えなくてはいけません。

実際に、私はTOEICで920点を取るまでにおよそ3000〜4000単語を覚え、英検1級の一次試験に合格するときには6000単語以上を覚えていました。

この記事では、TOEICで900点以上を目指す場合に、どのように大量の英単語を短期間で暗記したのか、私なりの方法を紹介します。

1. TOEICにおける語彙力の必要性

1.1. スコアをアップさせる近道が語彙力

英単語を知らなければ、その文章が何を意味するのか理解できません。もし重要な英文の中にある英単語が分からなければ、それこそ長文全体が理解できなくなります。

分からない英単語が一つや二つなら飛ばすことができるかもしれませんが、これがどんどん増えていくと、いつの間にか答えられない問題が増えてしまい、900点を取ることは夢のまた夢ということになります。

ある程度の英語力がある人なら、前後の文章から意味を推測することもできます。例えば、読めない漢字があったとしても、何とかなった経験はないでしょうか?これは英単語を知らない場合にも同じことが言えます。

しかし、TOEICは時間との勝負です。そのように悠長なことをしていたら、全ての問題を解答しきれずに終了してしまいます。

そして、時間内に最後まで解けなければ、TOEICで900点を取ることはできません。私がTOEICで920点を取ったときは、リーディングパートを全て解き終わった後に、5分位時間が余りました。

英単語を覚えることの重要性は言われるまでもないかもしれません。しかし、TOEICで800点や900点といったハイスコアを目指すなら、自分が思っているよりも語彙力は重要であることを覚えておいてください。

私の経験では、英語が苦手な人にとって語彙力をつけることが最も早くスコアをアップさせる方法と言えます。

1.2. 英単語の暗記を最優先に行う

TOEICでは英文法の問題はあまり出題されません。日本の英語教育は英文法中心の授業なので、英文法を勉強することがTOEICで高得点を取るために必要だと思っているかもしれませんが、そうではありません。

リーディングパートの「Part5 短文穴埋め問題」は一見すると英文法の問題に見えますが、純粋な英文法の問題は一部であり、英単語の知識を問われている問題も多いです。

そのため、英文法の勉強に時間を使うよりは、まずは英単語の勉強を優先して行うことが大切になっていきます。

このように、英語の勉強には優先順序があります。これを間違えると、せっかく時間をかけて勉強をしたのに、なかなか英語力が上達しない原因になります。

例えば、分からない英単語ばかりの状態では、リスニングのトレーニングも、長文を速く読んで意味を理解する練習もできません。

つまり、英単語の暗記が最優先事項になるのです。

2. TOEICで暗記する英単語の種類

TOEICで900点を取るには語彙力が必要であることを説明してきました。次に重要になることは、覚える英単語の種類です。

試験と関係のない英単語をいくら覚えてもTOEICのスコアを高めることはできず、単なる時間の無駄です。例えば、科学系の英単語をいくら覚えてもTOEICで900点は取れないでしょう。

ここでは、TOEICで900点を取るために覚えるべき英単語の種類を説明します。

2.1. 基礎的な英語を覚える

書店で販売されているTOEICの単語集は、過去にTOEICで出題された英単語の中から出題回数が多いものを抜粋して掲載しています。

しかし、それは単純に出題回数が多い英単語ではなく、ビジネス関連の用語など、基本的にはTOEICに特化したものに絞っています。

分かりやすいように極端な例を出せば、TOEICの英文の中で「This」や「you」といった英単語はかなりの頻度で出題されると思いますが、それらは単語集に出てきません。

しかし、英語の勉強を始めたばかりの人は、TOEICに関連するビジネス系の英単語を知る以前に、通常の英単語すら知らない可能性があります。そんな状態でTOEIC専用の単語集を使ってもTOEICの問題は解けるようになりません。

そこで、私が行ったのは英検の教材を使うことです。

英検は社会的な内容から科学的なものまで非常に幅広い分野の問題が出題されます。そのため、英検の勉強をすることで様々な種類の英単語を覚えることができるのです。

TOEICで900点を目指すなら英検準1級がおすすめですが、それでは難しすぎると感じる人は英検2級からでも良いでしょう。私の場合、英検準1級に合格してからTOEICで900点を取りました。

ただし、英検の勉強は期限付きでやりましょう。あくまでTOEICで900点を取ることが目的なら、英検の勉強でTOEICの勉強が足りなければ本末転倒です。基礎的な英単語をある程度覚え終わったら、ビジネス関連の英単語を覚えていきましょう。

なお、私の場合は英検準1級の勉強を1ヶ月半くらいしてからTOEICの勉強を始めました。

2.2. ビジネス英語を覚える

英検の教材を使って基礎的な英単語を覚えたら、次はいよいよTOEIC専用の単語集を使います。

英検の教材には出てこなかったビジネスシーンで使用する英単語を覚えていきます。英検のときに出てきた英単語でも、TOEICでは異なる意味で使われるケースもあるので注意が必要です。

TOEICで900点を目指すのであれば、TOEIC専用の単語集を2冊覚えることが理想です。1冊では足りませんが、3冊はやり過ぎです。

「2冊分の英単語も覚えられない」と感じるかもしれませんが、大部分は重複している内容だと思うので、2冊目はすぐに終わるはずです。

スタディサプリ

また、最近は便利なスマホアプリも充実しています。例えば、「スタディサプリ」というTOEIC専門のアプリには、単語や文法問題などが数多く収録されています。

通学や通勤の移動中、書籍を使った勉強に飽きたときなどに、このようなスマホアプリを使って補完的に勉強するのがおすすめです。

2.3. 知らない英単語を重点的に覚える

英検の教材を使って基礎的な英単語を覚え、TOEIC専用の単語集やスマホアプリを使ってビジネス英語を覚えたら、あとは模擬試験を解いているときやリスニングの勉強をしているときなど、知らない英単語に出会ったその時々で覚えていきます。

TOEIC専用の単語集はTOEICに出題される全ての英単語を収録することはできません。どうしても出題回数の多い英単語のみを掲載することになります。

そのため、TOEICの単語集では出題回数の少ない英単語を覚えることはできません

しかし、TOEICで900点を目指すとなると、出題率が低い英単語についても意味を知らないと厳しいです。

3. TOEICで900点を取るための英単語暗記法

これまで説明した通り、TOEICで900点を取るためには語彙力が不可欠です。しかし、誰もが感じているように、大量の英単語を暗記することは簡単ではありません。

ここからは、私が短期間で約6000個の英単語を暗記した勉強法をご説明します。

3.1. TOEICで900点を取るために必要な単語数

TOEICで900点を目指す場合、どれくらいの英単語を覚えれば良いのでしょうか?

私がTOEICで920点を取るまでに覚えた英単語の数は、およそ3000〜4000単語です。

人によって現在覚えている英単語の数が異なるので、全員がこれだけの英単語を今から覚える必要はありません。ただし、目安としてはこれくらい多くの英単語を知っていなくてはいけないのです。

3.2. 最短で英単語を覚える勉強法

それだけ多くの英単語をどのように覚えたら良いか、私が実際に行った英単語の暗記法を紹介します。

まずは、表面に英語、裏面に日本語を書いた英単語カードを大量に作成します。ポイントは、英単語カードは出来るだけシンプルなカードを作ることです。

よく英単語カードに例文や関連単語など色々な情報を載せているケースがありますが、個人的にはおすすめしません。

なぜなら、例文などなくても英単語は覚えられますし、例文を書いている時間があるなら英単語を覚えるための時間に費やした方が効率的です。また、カードに色々と書かれていると目に入る情報量が多くなり、肝心の英単語の意味を覚えにくくなります。

そして、英単語カードを作成したら、次はそれを暗記する作業に移ります。

暗記のポイントは、およそ100単語をひとまとまりとして一気に覚えることです。

よく聞く英単語の暗記法に、毎日10単語とか少しずつ覚えていく方法があります。しかし、この方法だと3000単語覚えるために最短で300日必要です。そこまで勉強を続ける意欲が高いのであれば問題ありませんが、将来はどうなるか分かりません。

100単語の英単語カードを用意したら、先頭のカードから順番に英語を見て日本語の意味を思い出します。分からなければすぐに裏面の回答を確認して次のカードへ移ります。

この作業を高速にやります。1単語につき2秒程で進めていってください。すると、100単語やるのに5分もかかりません。

このサイクルを4〜5回程繰り返したら、次は日本語の意味を回答できた英単語カードを除外します。すると、100単語から30〜50単語程に減っていることでしょう。

後は全ての英単語カードがなくなるまで、覚える⇒覚えたカードを除外⇒覚えるというサイクルを繰り返すだけです。そうすれば、1時間程で100単語を覚えることが出来ると思います。

100単語全て覚えたら終了ではありません。1週間くらい経ったら、もう一度同じ英単語カードを使い、意味を答えていく作業を行います。

すると、一部の英単語は忘れていることでしょう。そこで、回答できなかった英単語だけ抜き出して、覚える⇒覚えたカードを除外⇒覚えるという作業を再び繰り返します。

長期記憶に定着させるには、1週間〜2週間後にもう一度英単語の意味を思いだすことはとても重要です。

私はこの暗記法により、英語の勉強を始めてから半年程で6000単語以上覚えました。

英単語カード

ちなみに、少し汚いですが、実際に作った英単語カード(一部)が上の写真になります。

英単語を暗記するポイント!
  1. 表面に英語、裏面に日本語を書いたシンプルな英単語カードを作る
  2. およそ100単語をひとまとまりとして一気に覚える
  3. 1単語につき2秒程で英語の意味を答えて、裏面の日本語を確認する
  4. 4〜5回程繰り返したら日本語を答えられた英単度カードは除外して、全て覚えるまで繰り返す
  5. 1週間〜2週間後に一度覚えた英単語カードを再び確認する

3.3. まぎらわしい英単語を覚える

英単語の中には、以下のように発音やつづりなどが似ているものがあります。

flaw 欠点
flow 流れる
adapt 適応させる
adept 熟達した
adopt 採用する
hospitality もてなし
hostility 敵意
property 財産
prosperity 繁栄
excuse 許す
execute 実行する
immoral 不道徳な
immortal 不死の

まぎらわしい英単語は、リストアップして区別できるようにしましょう。意味を迷っている時間が無くなれば、それだけ別の問題に時間を使えます。

似ている英単語に出会ったときは、電子辞書やインターネットの辞書を使って発音も確認してみてください。

視覚だけではなく、耳で聞いて英単語を覚えるのです。また、音の違いを知ることはリスニングにも効果的です。

4. まとめ

TOEICでスコアが伸び悩んでいる人にありがちなことが、語彙力が圧倒的に足りていないことです。

それに気がつかずに、やみくもに多読をしたり、リスニングの勉強を続けている人がいますが、非常にもったいないと思います。優先順位としては、まず最初に大量の英単語を暗記した方が良いです。

英単語を暗記するには英単語カードがおすすめです。ぜひ、挑戦してみてください。