TOEICで900点を取るには絶対に欠かせないシャドーイングの勉強法

私は初めて受けたTOEICで920点を取得し、英検1級の一次試験に一発で合格しました。

これまで様々なリスニングの勉強法を試してきましたが、英語が苦手だった私のリスニング力を飛躍的に向上させた勉強法の一つが「シャドーイング」です。

この記事では、シャドーイングの効果や、TOEICで900点レベルを目指すときのシャドーイングのやり方などを紹介しています。

1. シャドーイングとは

シャドーイングとは

シャドーイングとは、ある程度の長さの英語を聞いた後に、同じように復唱するリスニングの学習法です。基本的には英語のスクリプトは読みません。

耳で聞いた英語を影のように口から発音することから、このような名前がついています。

1.1. シャドーイングの効果

シャドーイングは、リスニング力を高める上で非常に効果的な学習法です。私が考えるシャドーイングのメリットは以下の通りです。

英語の聞き取り能力が上がる
シャドーイングは耳から聞いた英語をそのまま口から発音する学習法です。そのため、そもそも英語を聞き取れなければシャドーイングは出来ないのです。その結果、シャドーイングをやろうと思ったら自然と英語を注意深く聞くようになり、その過程で英語の聞き取り能力を高められます。

英語の音声に慣れる
初めて会った外国人が話す英語は、たとえ英単語が簡単でも聞き取りにくいものです。それは、人によって話すスピードや間の取り方、イントネーションなどが全て異なるからです。逆を言えば、同じ人が話す英語を何度も聞いていれば、次第に慣れて聞き取ることが容易になります。TOEICの場合は公式問題集、英検の場合は過去問の音声を使ってシャドーイングを繰り返しすることで、リスニングパートの音声に慣れることが出来ます。

スピーキングの練習になる
英語を話せるようになるためには、話したい日本語を英語に変換する能力が必要です。これがスピーキングの最も難しいところですが、スピーキングを構成している要素は他にも存在します。例えば、発音の仕方や口の開け方などです。シャドーイングでは聞こえた音をそっくり真似するため、スピーキングに必要な口の動きを練習することが出来ます。

2. シャドーイングのやり方

次に、シャドーイングをどのようにやるか具体的な方法を説明します。ここでは、私が実際にTOEICや英検の勉強で行った方法を紹介します。

2.1. 教材の選び方

まず、シャドーイングでどの教材を使うかは非常に重要です。

シャドーイングの効果の中で「英語の音声に慣れる」というメリットを挙げました。そのため、シャドーイングに使う教材で一番おすすめなのは「TOEICの公式問題集」です

公式問題集のリスニングパートはTOEICの公式ナレーターが担当しているため、本番に最も近い英語の音声になります。シャドーイングでは一定の長さの音声が必要なので、リスニングパートの中でもPart3かPart4が良いでしょう。

シャドーイングはずっと同じ教材を使っていると効果が薄くなります。

なぜなら、同じ教材を使い続けていると英語を覚えてしまうため、注意深く耳から聞き取らなくても何となく発音することが出来てしまうからです。それでは、リスニング力は上がりません。

そこで、公式問題集を使ってシャドーイングを続けていき、何となく英語を覚えてきたなと感じるようになったら、別の教材を探しましょう。

ちなみに、TOEICでおすすめの教材は以下の記事で紹介しています。

TOEICで900点を取るためにおすすめの教材

2.2. 3ステップに分けて段階的に行う

個人的には、シャドーイングでリスニング力を向上させるには、いくつかの段階に分けて行うのがおすすめです。

STEP.1
スクリプトを見ながらオーバーラッピング
まず最初は、英語のスクリプトを目で追いながら音声と一緒に発音します。この学習法は「オーバーラッピング」と呼ばれています。いきなりスクリプトを見ずにシャドーイングを始めると、英語が苦手な人は何を言っているのか分からず、適当に発音することになりかねません。英文の中に知らない英単語があれば意味を調べ、英文の意味を大まかに把握していきます。
STEP.2
短めの間隔を開けてシャドーイング
次のステップは、スクリプトを見ずに、聞こえた音声の2単語から4単語くらい後に続いて復唱します。聞こえた音声のスピード、間の取り方、イントネーションをなるべく真似するイメージで声に出しましょう。
STEP.3
長めの間隔を開けてシャドーイング
ある程度シャドーイングに慣れてきたら、最終ステップに移ります。今度は2単語から4単語ではなく、その間隔を少しずつ開けていきます。TOEICや英検のリスニングパートの正答率を高めるには、ただ英語を聞き取れるだけでは十分ではありません。なぜなら、英語は聞き取れているのに、いざ解答しようとしたときにその内容を思い出せないことがあるからです。この聞き取った英語の内容を短期間覚えておくことを「リテンション」と呼びます。シャドーイングをするときに、音声と自分の発音の間隔を広げていくことで、リテンションの練習を同時にすることが出来ます。
完了

勉強時間の割合としては、「STEP.3 長めの間隔を開けてシャドーイング」を一番長くやります。そして、その教材に慣れてきたら、別の教材を探して再び「STEP.1 スクリプトを見ながらオーバーラッピング」から順番に行います。

2.3. ただ声に出すのではなく、意味を考えながら行う

シャドーイングは、英語の意味を考えながらやることが重要です。

リスニングパートの問題が解けるようになるには、英語を聞き取るだけでは十分ではありません。聞き取った英語の意味が分からなければ何の意味もないのです。

そのため、シャドーイングをするときは、できるだけ頭の中で英語の意味を考えながら行うと効果的です。

2.4. 一回の時間は20分間が目安

TOEICで900点を取ることが難しい理由は、ほとんどミスができないからです。ミスをしないためには、リスニングパートの45分間、集中して英語を聞き続ける必要があります。

シャドーイングをするときに長い時間を続けて行うと、英語の聞き取りに対する集中力も同時に高めることが出来ます。

長すぎると喉が痛くなり逆効果なので、私の経験では最高でも30分くらいが良いと思います。私は1回のシャドーイングで20分から30分間行っていました。

2.5. 最低2ヶ月は継続して行う

残念ながら、リスニング力は短期間で向上するものではありません。ある程度の期間を継続して続けた結果、やっと聞き取れるようになります。

リスニングの勉強に悩んでいる人へ

英語が苦手な状態からTOEICで900点を取るためには、シャドーイングを最低でも2ヶ月は行う必要があるでしょう。私はTOEICで900点を取る前に、ほとんど毎日3ヶ月くらい続けていました。

3. まとめ

私はTOEICのリスニングパートの勉強法として、シャドーイングに最も力を入れました。

もちろん、シャドーイングだけでは不十分ですが、シャドーイングなしにTOEICで900点を取ることは英語初心者には厳しいと思います。

シャドーイングは聞いた英語を声に出すという、一見単純な学習法に思えますが、意味を考えながらやったりと、実際は奥が深いものです。

この記事で紹介した内容はあくまでも私が実践したシャドーイングの勉強法なので、これらを参考に自分に合ったシャドーイング方法を見つけていってください。