合格率10%の難関資格、英検1級に受かる人の3つの特徴

私は海外に行ったことがない平凡な大学生でしたが、本気で約6ヶ月間、英語の勉強に取り組んだ結果、英検1級の一次試験に一発で合格しました。

英検1級の難しさを実体験として知っているからこそ、合格するには様々な能力が必要になると感じました。

この記事では、英検1級に合格できる人がどのような能力・特徴を持っているか、私なりの考えを紹介しています。

もしも、それに該当しないようであれば、足りないと思う能力を伸ばして合格に向けて頑張ってみてください。

なお、私が英検1級に合格したときに行った勉強法は、以下の記事に詳しく書いています。

【徹底解説】英検1級に必ず合格するための勉強法

1. 英検1級の壁

英検1級は、英語を日常的に使っている人でも苦戦する非常に難しい資格です。

例えば、英検の公式サイトに掲載されている合格体験記には、10年近く海外駐在員として英語を使っていたにも関わらず、英検1級の一次試験に3回も不合格になったことが書かれています。

英検1級の合格率は約10%です。英検準2級の人が英検2級に合格したときや、英検2級の人が英検準1級に合格することとは訳が違います。多くの英検準1級ホルダーが、英検1級に苦戦しているのが現状です。

2. 英検1級に合格できる人の特徴

そんな英検1級の壁を乗り越え、合格できるのはどのような人でしょうか?

私の感覚としては、英検1級に合格できるのは単に努力をした人ではありません。努力はもちろん非常に大切ですが、何でも「努力すれば良い」と努力論に逃げてしまうことは良くありません。

なぜなら、本来は自分にとって磨かなければいけない能力があったり、もっと効率的な勉強法があるのに、「努力すればいいんでしょ」となれば単に勉強時間を増やすだけで、何ら自分や勉強法に改善がないからです。

ここからは、英検1級に合格できる人が持つと思う能力や特徴を紹介します。人によって意見は色々あるでしょうから、参考になると思う部分だけを取り入れてみてください。

ちなみに、英検1級の二次試験は一次試験とは要求される能力が全く異なるので、ここでは一次試験をターゲットに書いています。

2.1. 勉強のセンスがある人

まず最初に、英検1級に合格する人というのは、勉強のセンスがある人だと思います。

例えば、いつも知らず知らずの内に効果の低い勉強法を選択してしまう人は、残念ながら勉強のセンスがありません。勉強のセンスがなければ、その分何倍、何十倍も勉強時間を費やす必要があるので、英検1級の合格からは遠のいていきます。

自分に勉強のセンスがあるか・ないかを判定することは簡単ではありませんが、一つの指標として勉強時間が挙げられます。

英検1級の一次試験に関して言えば、1000時間位が目安だと思います。

海外への留学や滞在経験がなく、英語が苦手なゼロから始まり、1000時間本気で勉強を頑張っても合格点に近くならなければ、それは勉強のセンスがないのかもしれません。

それでは、もしも自分に勉強のセンスがなかった場合、どうすれば良いのでしょうか?

勉強のセンスは、情報収集により補うことが可能です。勉強のセンスがない人は、自分で一から勉強法を考えるのではなく、実際に英検に合格した人や失敗した人の勉強法を調べ、その中から効果があると思う方法で勉強すれば良いのです。

その際は、なるべく多くの人の情報を収集するように心がけてください。一人の意見を鵜呑みにすることはリスクがあります。数人の勉強法を調べてみて、自分が信頼できる、または自分に合うと感じた勉強法を実践していくと良いでしょう。

情報収集ばかりに時間をかけて勉強法を何度も変えるのは、肝心の勉強時間が確保できないので本末転倒です。最初にしっかりと情報収集をしたら、後はその勉強法を実践するために時間を使いましょう。

2.2. 高い情報処理能力がある人

英検準1級ホルダーが英検1級ホルダーに変われるかどうかの一つの指標は、高い情報処理能力を持っているかです。

情報処理能力とは、「膨大な情報を素早く理解し、的確に活用する能力」のことです。簡単に言ってしまえば、頭の回転が速いということです。

私が英検1級を勉強していて常に感じていたことは、リーディングパートを解く時間が足りないということです。

Part1の「短文の語句空所補充」やPart4の「英作文」はあまり時間がかかりません。語句空所補充問題は単語を知っていれば即答出来ますし、英作文に関しても事前に覚えておいた定型文を使えばそんなに悩まずに書くことが出来ます。

それに対して、大きく時間がかかるのは長文読解問題です。英検1級の長文は英検準1級と比較して単語の難易度が一気にグレードアップすることに加え、文章量も多くなります。

そのため、英検1級のリーディングパートを攻略するためには、高い情報処理能力が必要となってくるのです。

具体的には、以下の情報処理能力が要求されます。

  • 英文を素早く読んで内容を理解する
  • 英文を1度だけ読んで内容を理解する
  • 設問の意図を素早く理解する
  • 設問の解答となる英文を素早く見つける

英検準1級の場合はある程度解答時間に余裕があるため、正確に意味を理解するためにゆっくりと丁寧に英文を読んだり、2度3度繰り返し英文を読んで内容を把握することも可能でした。

しかし、英検1級の場合はそうはいきません。素早く1回で英文の内容を理解する必要があります。また、設問の解答を探す時間も限られてきます。問われている内容を瞬時に理解し、その答えとなる部分を素早く見つけ出す能力が要求されます。

ただし、残念ながら情報処理能力を高めることは簡単ではありません。言ってみれば頭の回転を速くすることですから、それが簡単に出来るのであれば誰も苦労はしません。

私の場合は、英検1級に合格するために情報処理能力のトレーニングは行っていません。高い情報処理能力を持っていることがベストですが、仮に持っていなくてもある程度は英語力で補完できるでしょう。

長文に登場する英単語の意味がほとんど分かり、英語を英語のまま意味が理解できるようになれば、時間の短縮になります。また、設問の解答を見つける作業にしても、模擬試験を繰り返し解けば、慣れてスピードが上がるはずです。

2.3. 地道な努力を継続できる人

英検1級に合格する人と落ちる人の違いは、努力を継続できるかどうかです。至極当たり前のことですが、やはり欠かすことは出来ません。

英検1級を難しくさせている大きな要因の一つが、単語の難しさです。もしも単語が分からなければ、短文の語句空所補充問題を解くことは出来ませんし、長文を読むことも英語を聞き取ることも困難です。

そのため、英検1級に合格するには大量の英単語を覚えることが必須条件になります。

英検準1級の合格に必要な単語数が7000程であるのに対し、英検1級では14000程度の語彙力が必要と言われています。それだけの単語を地道に覚える努力が出来なければ合格は出来ません。

また、リスニングパートに関しても、英検準1級と比べて難易度が格段に上がります。そのため、毎日継続してシャドーイングなどの勉強を続けてリスニング力を向上させる必要があります

英検1級は簡単な試験ではないので、膨大な勉強時間がかかります。最初の内だけ努力が出来ても、途中から飽きたり、モチベーションが下がったりして、形だけ机に向かっても意味がありません。

合格レベルに達するまで、努力を「継続」できる人が英検1級に受かるのです。

3. まとめ

合格率10%の英検1級に受かる人というのは、勉強のセンスがあり、情報処理能力が高く、最後まで努力を続けることが出来る人です。

こう並べると大層立派な人物像になってしまいましたが、必ずしもこの全てを兼ね備えている必要はないかもしれません。なぜなら、私は自分に勉強のセンスがあったとは思わないし、情報処理能力も人並みだと思っているからです。

そう考えると、3つの特徴の中で最も大切なポイントは、「地道な努力を継続できる人」です。人一倍努力をすれば、その他が多少足りていないとしても、カバー出来るはずです。